ディスプレイ
DISPLAY
展示会のディスプレイって何?
出展効果を最大化する
ディスプレイのポイントを解説!
「導線設計にこだわったのに、来場者がすぐにブースから出て行ってしまう」
「ノベルティを作って呼び込みを頑張っているのに、ブースに足を止めてもらえない」
そんな悩みはありませんか?
出展ブースにおいて重要なのは、ブースの導線設計やスタッフの対応だけではありません。自社の出展商品やサービスを来場者に認知してもらい、魅力をアピールするのが、ディスプレイの役割。ディスプレイをおろそかにすると、「なんのブースかわかりにくい」「なんとなく入りにくい」と感じさせるブースになってしまいます。
本記事では、ブースでのディスプレイの役割やディスプレの種類と効果的な配置場所、出展効果を高めるディスプレイのポイントについて解説します。出展を成果につなげる、効果的なディスプレイ・ショーイングについて知っておきましょう。
ディスプレイとは?展示会におけるディスプレイの定義
「ディスプレイ(DISPLAY )」という単語は、もともと「展示する」「陳列する」という意味を持っています。では、ブース作りにおける「ディスプレイ」とは何を指すのでしょうか?
出展ブースには通常、商品だけでなく、ポスターやパネル、展示台などの、販促アイテムや装飾物が配置されます。広義の意味でのディスプレイとは、ブースを形成するアイテム全般や、それらを使ってブースを装飾することを意味するのです。一方、狭義の意味でのディスプレイとは、商品を展示した展示台や展示されている状態そのものを指します。
本記事では、ブースの装飾や販促物、それらを配置することを意味する、広義の意味でのディスプレイについて解説します。
展示会におけるディスプレイの役割
合同展示会には多くの企業が出展します。来場者は限られた時間でできるだけ多くの情報を得るために、ブース内に入るかどうかを判断しながら歩いています。ディスプレイは、通りかかった来場者に自社の商品やサービスをアピールし、機能や内容を一目で伝える役割があるのです。また、ディスプレイで来場者の興味を引くことで、他社との差別化をはかり、自社のブースに誘引する効果が期待できます。このほか、ディスプレイにブランドカラーを使ったりブランドイメージを印象付けることで、来場者への認知拡大が狙えるでしょう。下記では、展示会におけるディスプレイの役割を4つに分けて解説します。
1
自社のブースを認知させる
どんなに良い商品・便利なサービスであっても、来場者の目に止まらなければ知ってもらうことができません。パネルやポスター、展示台などのディスプレイを工夫することで、来場者の注目を集め、通りすがりの来場者にもブースの存在を認知してもらえるでしょう。
2
ブランドイメージの認知拡大
展示会には、自社の商品やサービスを知らない来場者も多く訪れます。ブースとディスプレイアイテムを統一することで、ブランドイメージに一貫性が生まれ、商品や社名を覚えてもらいやすくなるでしょう。このように、ディスプレイは、自社のブースに入らない来場者に対しても、認知拡大効果が狙えます。
3
コンセプトの可視化と差別化
商品・サービス独自コンセプトを表現し、ブランドの世界観を来場者に伝えるのもディスプレイの重要な役割の一つです。コンセプトの可視化は独自性にもつながるため、見た人の印象に残り、他社のブースとの差別化も狙えるでしょう。ただし、世界観が先行しすぎて商品が見づらくなったり、文字が読みづらくなったりしないよう、バランスには注意が必要です。
4
商品理解の促進
ディスプレイには、来場者に商品・サービスの魅力をアピールし、理解を促す効果もあります。展示台にキャプションを配置したり、パネルやPOPを適切に配置することで、「どんな課題に有効か」「どんな目的を果たすのか」が来場者に伝わりやすくなり、見込み顧客の獲得が期待できるでしょう。
ディスプレイアイテムの種類と配置場所
ディスプレイに使用するアイテムにはそれぞれに役割があり、最適な配置場所が異なります。本章では各アイテムの役割とおすすめの配置場所の例を紹介します。ブースの形や場所によっても最適な配置場所は異なりますが、考え方の参考にしてみてください。
1 | 看板 | 役割:ブランド名や商品名を認知させる・ブースの存在をアピールする 配置:ブース正面の上部・遠くからでも見やすい位置 |
---|---|---|
2 | パネル | 役割:アイキャッチや重要な情報を掲示して来場者の注意を引く・商品の魅力をアピールする 配置:ブースの入り口や両端、通りに面した場所 |
3 | 展示台 | 役割:商品のラインナップを知らせる・商品を魅力的に見せ、興味を引く 配置:ブースの中央・通りに面した場所 |
4 | POP・モニター | 役割:商品をアピールする・商品理解を深める 配置:展示商品の近く |
5 | デモンストレーション機 | 役割:来場者の興味を引く・商品理解を深める・成約を後押しする 配置:ブースの中央・通りに面した場所 |
ディスプレイの効果を上げる5つのポイント
出展ブースのディスプレイは、集客力・訴求力を高める重要な要素です。たんにかっこいいもの、インパクトのあるものではなく、来場者にとっての見つけすさ、わかりやすさを意識して展示する必要があります。本章では、見つけやすく、わかりやすいディスプレイを作り、出展効果を高める5つのポイントを解説します。
1360度どこからでもブースを見つけられるアイキャッチ
何十、何百というブースの中から自社のブースを見つけてもらうには、アイキャッチ効果を高める工夫が必要です。「ブランドのメインビジュアルを遠くからでも見つけやすいよう高い位置に掲示する」「ポスター、パネルなど、大きさがあり目を引くツールは通行人の目に留まるよう、ブースの両端に配置する」など、ブース全体にバランスよくアイキャッチを配置し、どんな距離感でもどの角度からもブースが目に入るように設計しましょう。
2商品理解を高める販促ツールやサンプルの配置
ディスプレイを見て商品やサービスが気になったとしても、詳しい情報がわからなければ来場者はすぐにブースから離れてしまいます。そこで、来場者が視線を止めたわずかな時間で、商品やサービスの魅力を伝える工夫が必要です。端的に商品特徴を伝えるキャッチコピーの掲示や商品説明パネルの設置のほか、サンプルに触りやすい場所に陳列棚を配置してみましょう。
3「余白」を意識してディスプレイする
商品やアイキャッチなど、重要な部分に視線を誘導するには、「余白」の使い方が肝心です。目立とうとしてあれこれとブースを飾りつけてしまうと、余白がなくなり、肝心な商品の情報が埋もれてしまうでしょう。商品の陳列においても、同じ考え方ができます。あれもこれもと商品数を絞らずに陳列すると、陳列棚や展示台に余白がなくなり、ごちゃごちゃした印象に。また、目玉商品や売りたい商品がわかりづらくなってしまい、来場者は何を見れば良いか迷ってしまうでしょう。陳列棚や展示台はアイキャッチ以外の情報を極力除外し、余白ができるよう出展する商品数を絞り込んでおきましょう。
4来場者の目線に立ってディスプレイを確認する
展示会に慣れてくると、自社のスタッフにとってはよく知っている情報でも、来場者にとっては会場で初めて出会う商品・サービスだということを忘れがちです。ブースにディスプレイを配置する際は、はじめて商品を目にする来場者の目線に立って、情報の導線がわかりやすいか、商品が見やすいかをさまざまな角度、距離から確認しましょう。
【まとめ】ディスプレイは出展効果を最大化する要!
ディスプレイは自社のブースに注目を集めて興味を喚起する集客効果や、商品を認知してもらい、記憶に残すブランディング効果など、出展の成果を高めるさまざまな役割を担っています。ブースのデザインやノベルティだけでなく、ディスプレイのデザインや配置にもこだわり、出展効果を最大化しましょう。
展示会パートナーでは、ブースのデザイン・設営だけでなく、ディスプレイツールの制作や導線設計まで、集客・成約につながる施策をワンストップで提供します。出展ブースのディスプレイでお悩みの担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。